20 1月
<昭和初期のカレー事件>
最近、食品偽装事件が多発しているわが日本。
大正時代にもこの偽装事件が世間を騒がせました。
当時、カレーといえばイギリスのC&B
(クロス&ブラックウェル社)のカレーパウダーが
最高級品と謳われていました。
これに負けじと国産のカレー粉も次々と発売されていきます。
「ハウス食品」の前身「浦上商店」が、
「ホームカレー」の製造・販売に乗り出したのもこの頃。
しかしながらプロの間では、イギリスのC&B社のカレーが
最高級品と称されていました。
そんな中、事件が起こります。
1931年(昭和6年)、偽造したC&B社のカレー粉の缶に、
国産のカレー粉を詰め替えて販売した偽装事件が発覚!!
もちろん大きなニュースになりました。
人々が注目したのは偽装された事自体の事ではなくて、
「中身を詰め替えられたことに誰も気づかなかった」事でした。
つまり、国産のものもイギリスのものに
劣らず美味しいという証明になった事件でした。
この事件をきっかけに国産カレー粉が飛躍的に
販売数が伸びたということです。
結果として日本には良かった事件ですが
くれぐれも偽装はイケマセンよ!