3 1月
<カレーは文明開化と共にやってきた>
ペリーの浦賀来航以来、日本の鎖国体制は事実上崩壊し、
横浜周辺にたくさんの欧米人が住みつき、それにともなって
「洋食」も少しずつ日本人の間にも広まっていきました。
明治5(1872)年には早くも西洋料理の本が出版。
その中にはカレーの作り方がすでに掲載されていました。
『西洋料理通』のカリードヴィル・オル・ファウル
冷残の子牛の肉或いは鳥の冷残肉いずれも
両種の中有合物にてよろし。
葱四本刻み 林檎四個皮を剥き去り刻みて
食匙にカリーの粉一杯、シトルトスプウン匙に
小麦の粉一杯、水或いは第三等の白汁いずれにても
其の中へ投下煮る事四時間半。
その後に柚子の露を投混て炊きたる米を皿の四辺に
ぐるりと円く輪になる様もるべし。
基本的な作り方は、時代が移り変わっても
大差ないようですね。
急速に日本に浸透する西洋文化。
カレーも食生活の文明開化に
一役買っていたんですね!